がちりびと

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ビットコインなどの仮想通貨は今現在バブルなのか?

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ビットコインなどの仮想通貨は、ここ最近高騰しています。中には、1年で300倍の価値になった通貨もあり、「バブル」と言われることも少なくありません。しかし、結論からいうと、今まで言っていた「バブル」とは毛色が違うと思われます。今回は、その理由を解説していきます。

今までのバブルとは異なる

仮想通貨の現状と良く比較されるのが、チューリップバブルと、1980年代に日本で起こったバブルです。しかし、この2つのバブルと決定的に異なる点は以下の点です。

仮想通貨には相場がない
仮想通貨には新しい価値がある

たとえば、チューリップバブルとは、簡単にいうと、オランダにてチューリップの球根価格が異常に高騰して突然下落した現象です。当時は、チューリップの球根が、一般層の年収の10倍以上になったこともありました。

つまり、現在に置き換えるとチューリップの球根1つが数千万円するということです。当時、チューリップはオランダにもたらされたばかりとはいえ、ほかの植物と比べればその異常さは分かります。チューリップという、一植物の相場に対して、異常に高騰しているという点は誰が見ても明らかでしょう。

また、日本で起こったバブルも同じです。ピーク時は、東京都の地価だけで、アメリカ全土を購入できるくらいまで価格が上がったと言われています。これは、東京の土地相場に対して、誰が見ても高騰し過ぎている現象です。

一方、仮想通貨はどうでしょうか?そもそも、仮想通貨というweb上で取引できる通貨が誕生したのは最近なので、そもそも相場がありません。たとえば、2017年12月に1ビットコイン200万円を超えましたが、これが相場価格とは限りません。

仮に、10年後にビットコインが普及して相場ができたときから見れば、1ビットコイン200万円という価格は非常に安価かもしれないのです。つまり、相場が完成していない現代では、今の価格がバブルかどうかは不明ということです。

また、チューリップバブルや日本で起こったバブルには実態が伴っていません。一方、仮想通貨は、中央銀行がないという革命的な発想から、ブロックチェーンなどの世界を変える技術が利用されています。つまり、価値を生み出す機能が備わっているということです。これらの点から、現在使われているバブルという表現は、今までのバブルを考えると少々違うと思います。

高騰と暴落しているのも事実

ただし、一方で仮想通貨は高騰と暴落をしているのも事実であり、それがバブルと呼ばれる要因でしょう。たとえば、ビットコイン価格を見てみましょう。以下は、1ビットコインの価格をアメリカドルで表しています。

2017年1月:891ドル
2017年4月:1,1484ドル
2017年10月:3,343ドル
2017年12月:19535ドル
2018年1月:1,1596ドル

細かい時期は記載していませんが、順調に上がっている様子の2017年にも、上げ下げを繰り返しています。たとえば、「1日で10%下がる・上がる」というのは仮想通貨では良くあることであります。これが大企業の株価であれば、「1週間で10%下落」でも大ニュースになるので、仮想通貨がどれほど上下しやすいかが分かると思います。

最近で特に大きなニュースになったのは、2018年1月中旬に起きた大暴落です。一時1万ドルを割り込んだので、わずか1か月で50%の大暴落をしたということです。その後は、少し価格が戻っていますが、このような暴落があるとバブル言われてもおかしくはありません。

各国の規制と決済手段が鍵

ただし、チューリップバブルや日本で起こったバブルなどとは異なり、仮想通貨の価値がまだ不透明です。そのため、たとえば2018年1月に起こった暴落は、「中国と韓国の取引所規制」と言われており、仮想通貨自体の価値を評価されたわけではありません。

つまり、「中国の韓国で仮想通貨取引所が完全に規制されれば、仮想通貨参加者が減り需要が減る。需要が減れば価格は暴落するかもしれない」という不安が呼んだ暴落だということです。一方、チューリップバブルや日本で起こったバブルは、「明らかに高すぎる価格」であったための暴落です。

もっというと日本のバブルは「明らかに高騰していたために、政府が異常事態を鎮静化するための規制」によって、土地価格の暴落からバブル崩壊ははじまりました。しかし、仮想通貨自体の価値については世界中で注目されており、その価値が今どのくらいなのかを市場が見定めている状況です。

もちろん、現在の価格が仮想通貨の価値であれば、一旦落ち着くでしょう。しかし、もっと価値があると評価すれば上がりますし、過大評価だと思えば下がるということです。このように、仮想通貨の価値を見定めている段階では「バブル」とは言い切れません。そのため、仮想通貨、および仮想通貨が成り立つシステムや仕組みなどを、市場がどう評価するかを注視しておくことが重要になります。

まとめ

現在の仮想通貨がバブルの状態かは現段階では誰にも分かりません。来年、さらに値を上げている可能性もありますし、価値がなくなる可能性もゼロではありません。色々な情報を収集し自分なりの考えをもつことが重要になってきます。